バンコクでルーシダットン始めてみた!

バンコクで運動の習い事を始めたい駐在妻さんにルーシーダットンを紹介するブログ記事
目次

はじめに:タイで“整える“習い事を探して

日本で生活している時、調子がいいなと思える日は月に数えるほどしかなく、いつも風邪っぽかったり、だるかったり、万年肩こりに体の冷え、生理にともなう不調に悩まされていました。

これが当たり前で、みんな同じなのだと思っていましたが、ある日、ザ・健康な友人と話していて、違うことが発覚!

タイに来たからには、絶対に健康を手に入れるんだと意気込んで始めたのが、ルーシーダットンでした。

激しい運動ではなく、ゆったりとした動きと呼吸で自分の体を整えていくタイの伝統的な健康法。

実際に習ってみると、想像以上に心地よく、今では「タイでやって良かった習い事」の一つになりました。

この記事では、私が体験したルーシーダットンの魅力と感じた変化をまとめています。

運動をしてみたいけど苦手な方、体質改善をしたい方、タイでの習い事を探している方の参考になれば嬉しいです。

ワットポーの境内で日向ぼっこをしながら眠る黒猫。穏やかな時間を感じる一枚。
A black cat peacefully napping on a chair in Wat Pho temple grounds — calm and serene atmosphere.

後述のワットポーにいる猫ちゃん

ルーシーダットンとは

ワットポーのルーシーダットン像が並ぶ庭園。さまざまなポーズが展示されるタイの伝統的な癒しの空間。
Garden at Wat Pho with multiple Ruesi Datton statues — traditional Thai self-healing practice on display.

ルーシーダットンとは、「仙人の自己整体」とも呼ばれる、タイに古くから伝わるセルフケアの方法です。

ルーシーとは、仙人または修行者を意味し、ダットンとは、自分の体を伸ばす、縮める、曲げるなどの体操をすることを意味しているそうです。

ゆっくりとした動きと深い呼吸を合わせることで、以下の効果が得られると言われています。

  • 足腰に必要な筋肉をつけてバランス感覚を高めると共に、丈夫な体を作る
  • 血流やリンパの循環を促進し、こりやむくみを解消する
  • 毎日続けることで体力が増強され、老化を防ぐ
  • 心身のリラックス

動作はゆっくり、無理な力を入れないように、その人の柔軟性やバランス力、筋力などに合わせて加減しながら動きます。
 私が習った教室では、同じポーズでも、きついところ、やりにくいところがあれば、無理にお手本通りにするのではなく、位置を少しゆるめるなど、できる範囲からやっていきました。
 
 ヨガに比べて超人的なポーズが少ないと言われています。

私も柔軟には自信がありませんでしたが、やっていくうちに少しずつ柔らかくなっている気がします

私がルーシーダットンを始めた理由

タイ・ワットポーの庭にあるルーシーダットンのポーズ像。深い呼吸と柔軟な動きを象徴する姿勢。
Ruesi Datton posture statue at Wat Pho, Bangkok — representing deep breathing and gentle flexibility.

 私がルーシーダットンを始めた理由は

  • 冷えやむくみ、生理に伴う不調を少しでも軽くしたかった
  • メンタルの落ち込みを予防したかった
  • せっかくタイに住んでいるので、タイらしい習い事をしてみたかった

タイは暖かい国とはいえ、室内の冷房が効き過ぎているところが多く、日本にいた時とはまた違った種類の冷えを感じていましたし、生活環境の変化によって歩いたり運動する量が格段に減り、むくみがちになっていました。

また、私は今回が初の帯同でしたので、噂によく聞くアイデンティティクライシスなど、帯同に伴ってやってくるメンタルの落ち込み時期を事前に予防することで回避、もしくは軽く済ませたいという狙いもありました。

 また、本帰国した時に、まず間違いなく聞かれるであろう「タイで何してたの?」の回答を用意しておきたいというのも狙いの一つでした。
 ムエタイとも迷っていたのですが、身近な人で、日本でムエタイをやっている人がいたので、別のインパクトのあるものを探していました。

実際にレッスンを受けて感じた変化

ワットポー境内にあるルーシーダットンの像。穏やかな表情で手を合わせ、心身の調和を表現。
Ruesi Datton statue at Wat Pho with hands together above the head — symbolizing balance of body and mind.

※あくまで私自身が感じた変化であり、効果を保証するものではありません

  • 夜にしっかり眠れるようになった
  • 冷え・むくみが軽くなったと感じる日が増えた
  • 生理痛が軽くなった
  • 風邪っぽさや日常的なだるさを感じなくなった
  • 日常生活で感じるコリなどの不快感を自分で整えられるようになった

睡眠時間はしっかりと取っているはずなのに、目覚めた時からだるさを感じることが多々あったのですが、レッスンを受けている期間や、自主練した日は朝スッキリと目覚めることができていました。

ルーシーダットンをすると、じわっと血が巡る感覚があるのですが、そのおかげか、手足の冷えを感じることが減り、生理に伴う不調についても、以前よりも少量の薬で痛みを緩和できるようになりました。

免疫力が上がっているのか、風邪っぽさを感じることも減り、日本から持ってきた常備薬はほぼ使用せずに済んでいます。

万年肩こりで、多い時には週一でマッサージに通っていたのですが、ルーシーダットンを習い始めてからは、多少のことであれば自分で改善できるようになり、すぐにマッサージ屋に行けない…という時にも不調を放置しなくて良くなりました。

呼吸を止めてポーズ→脱力で一気に血流をよくすることで、
マッサージと同じような効果が得られるんだとか

バンコクでルーシーダットンを体験できる場所

①ワットポー(単発、体験)
 お寺で行われる朝のルーシーダットンに参加することができます。
 朝の人気の少ないお寺の中で行うルーシーダットンは思い出作りにも◎

②日系スタジオ(スクンビットエリア)
 先生はタイ語ですが、ポーズ解説の回とレッスン後半の講評の際には日本語通訳の方が来てくれます。
 体系化されたカリキュラムと教科書、しっかりとした指導で、初心者の方でも安心して受講できると思います。

先生の愛ある厳しさのおかげで、毎回集中して取り組めました
自主練にも力が入ります

③ローカル系スタジオ(BTS沿線)

 価格が抑えめで、タイらしい雰囲気の中、より仙人っぽいルーシーダットンを学べます。
先生は日本人の生徒さんに慣れており、日本語、タイ語、(英語)が話せます。
 練習終わりの先生の手料理が美味しくて、次回のレッスンが楽しみになります。

既にルーシーダットンを習ったことがある人から初心者の方までいらっしゃいます

私が行ったことがあるのは以上になりますが、他にもあるという話を聞きました。
SNS・facebook・ブログなどでも取り上げられているそうなので、気になった方はぜひ検索してみてください(´∀`)/

私が通っていた教室には、ヨガやピラティス経験者の方から運動初心者の方までいらっしゃいました。
同じルーシーダットンという共通の趣味を持った皆さんと知り合うことができたのもとても楽しかった思い出です。
年齢や経歴に関係なく仲良くしてくださった皆さんと一緒にルーシーを学ぶ時間は、リフレッシュにもなりました。

この記事を読んでくださった皆さんにもリフレッシュできるひとときが訪れますように。

ルーシーダットンのクラス仲間とお揃いのジャスミンの花飾りをつけて手を合わせる様子。バンコクでの習い事の温かい雰囲気。
Ruesi Datton classmates wearing jasmine flower bracelets joining hands together — warm, friendly atmosphere in a Bangkok wellness class.

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